こむら返りで悩んでいる方へ!!起こさないための予防法
こむら返りの痛みで目が覚めたり、スポーツ中に足がつったりしたことはありませんか?
実は、こむら返りは筋肉の緊張だけでなく、様々な原因によって発症します。
今回は、こむら返りの原因と、その予防法について説明していきます!
こむら返りとは、ふくらはぎの筋肉が自分の意志とは関係なしに収縮することで痙攣をおこし、痛みを発することです。
医学的には「有痛性筋痙攣(ゆうつうせいきんけいれん)」と呼ばれています。
原因
①筋肉や筋膜の緊張があげられます。筋肉や筋膜が緊張していると、ちょっとした衝撃で筋繊維に傷が入ってしまい、痛みが生じやすくなるのです。
②冷えもこむら返りの原因にあげられます。人間の身体は、朝起きたときにもっとも体温が下がっています。そのため、朝にこむら返りを起こすことがよくある訳です。
また、準備体操をしっかりおこなわずにプールや海に入ったときにも、足が冷えてこむら返りを起こすことがあります。
③こむら返りの原因としては、血行不良もあげられています。血液は全身に酸素と栄養を運んでいるため、血行不良が起こった場所は栄養状態の低下に見舞われます。
栄養状態が低下すると、筋疲労からの回復が遅れるため、朝起きたときにこむら返りが起こりやすくなるわけです。
④水分不足もこむら返りのリスクを高めます。朝起きたときにこむら返りが起こりやすいのは、寝ている間に水分が失われるからでもあります。
また、人間の体内にあるミネラルが汗をかくことによって失われイオンバランスが乱れることにより、こむら返りを起こすことが分かっています。
なぜなら、イオンバランスによって、筋肉の細胞の反応が左右されるからです。
予防法
①こむら返りを予防するもっとも簡単な方法が、ふくらはぎのストレッチをおこなうことです。
特に寝る前にストレッチをおこなうことで、朝方のこむら返りを予防できますよ。
- 左足を後ろにひいて重心を前に移動させ左のふくらはぎをストレッチする
- 右足も同様に行なう
- 両方のふくらはぎのストレッチを30秒×3セットおこなう
背中と足の先が一直線になるようなイメージでおこなうと、効率的にふくらはぎの筋肉をストレッチングできます。
②こむら返りを予防するためには、身体を冷やさないことも重要です。
そのため、普段から特にこむら返りをおこしやすい就寝前にはお風呂に浸かって身体を温めるよう心がけましょう。
身体が温まれば血行を促進することにつながり、こむら返りのリスクを下げることが可能です。
また、温かいお風呂でリラックスできれば、ぐっすりと眠ることも期待できます。
40度〜41度くらいの少しぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。
③寝汗をたくさんかくという方や、スポーツが趣味の方は、水ではなく経口補水液を利用するとよいでしょう。
汗をかいたときに水を飲むと、さらに体内のミネラル比が減少してしまいます。
経口補水液にはスポーツドリンクよりも多くのミネラルが含まれているため、イオンバランスを整える効果が期待できます。
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